宅建受験記(二)

宅建の勉強について書く前に、なぜ宅建を受験しようと思ったかを書いておきたい。
前回、私は税理士試験を受験中と書いたが、実は今年が2回目の受験である。1度目の昨年は、勉強時間が足りずに簿記論、財務諸表論ともにCランクで不合格だった。それは仕方がないのだが、税理士試験は8月上旬が試験にもかかわらず、合格発表は12月中旬と4ヶ月以上も空いてしまう。昨年は、試験が終わってから再度勉強がペースに乗るまでかなり中弛みが生じてしまった。不出来だったとはいえ、初めての受験で手応えも今ひとつ分からず、気持ちが奮い立たなかったというのも正直あった。
今年は、このような反省のもとに、どうせ一旦モチベーションが下がるのであれば、その間を有効に活用すべく、10月中旬に試験のある宅建を受験してみようと考えたのだ。それに、今年はまがいなりにも去年よりは合格の可能性は高いだろうし、税法科目の選択について考える時間が欲しいと思ったこともある。
もちろん、夏休みの家族旅行、期末の業務量等を考慮すれば、2ヶ月強の勉強時間は実質的には1ヶ月強しかないと思われ、かなりハードであることは否めなかったが、どうせモチベーションが落ちてだらだらする可能性があるのであれば、その間を有効に使うべく努力してみよう、と割り切った。
結果から言えば、合格できたのだから先ずは成功だろう。その間に一応国税徴収法の簡単なテキストも読了したし。来年は、同様の理由から同時期に試験のある行政書士でも受験しようかと考え出している。ちょっと調子に乗り過ぎか? 先ずは税理士試験を最優先すべきではないのか? もう少し時間をかけて考えたい。
ところで、今年の税理士試験はどうだったか? 個人的には予備校の予想配点等から推測するに、ボーダーライン上と思っている。簿記論と財務諸表論のどちらかでも合格してれば嬉しいのだが…
次回は、具体的な宅建の勉強法について書く予定。