水無月

この週末は、京都に帰っていた。8月上旬予定の引越しまでもう日がなく、あちこち行きたいところだが、天候不順で遠出は難しかった(しかも子供が2人とも風邪を引いたときた)。再来週の3連休に期待するしかない。
そんな訳で、金曜日は下の子の風邪で買い物に行けなかったそうで、代わりに行ってくれた友達が、「6月30日は関西人は水無月を食べる」と言って(頼んでないのに)買ってきてくれたという水無月が週末のおやつに出た。
家内は、羊羹、ういろう系のお菓子が好きでないと言ってこの手のものは食べない。しかし私は、この手のもっちりとした食感のお菓子は嫌いではない(但し、甘いものは基本的に好きではないので、歯が浮くような甘さの羊羹は食べられない)。早速、一ついただく。
スーパー(マルギン)で売ってるやつだから、そんなに特筆して美味しいということはないが、土台のういろうの食感と上の小豆のほんのりした甘さのバランスが良く、なかなかのお味。残り半分を上の子に食べるかと聞いたら、「食べる」と言うので少しあげたら、結局全部食べた。ほんと、子供は甘いもの好きだ。
食べた後、本当に6月30日に水無月を食べるのかと思い調べてみると、「甘春堂のサイト」に詳しい説明があった。本当に食べるんだと感心しつつ、形にも意味があることを知って更に関心。やっぱり京都は食にも季節感がある。東京に戻っても、食の季節感を大事にしようと思った次第。