新進亭

昨日、異動が出て東京に戻ることになった。京都に来てちょうど3年、もう少しいたかったが仕方がない。残り少ない京都生活を満喫する他はない。
早速、近くに外出したのをいいことに、最後の「新進亭」を満喫することにした。
ここは、言わずと知れた白味噌ラーメンの店。伏見の「玄屋」と並んで、京都ならではの食材を活用したご当地ラーメンの雄だ。普通のラーメン以外に、野菜たっぷりのチャンポンがあり(焼きそばなどもある)、注文はいつも「白味噌チャンポン」と決まっている。今日も早速それをオーダー。但し、セットのミニミニ焼き飯は止めておいた。
ここは、量が多いのも特長。大中小の3つのサイズがあり、小でも(サイズは普通ながら)麺がぎっしり入っており、結構食べ応えがある。大は…一回食べてみれば分かります。チャンポンなら、トッピングの野菜もたっぷりと乗っている。
味は、白味噌の甘さがくどくなく、胡椒の辛味が全体を引き締めていることもあって、かなりすっきりしている。「玄屋」といい、ご当地素材を使ったラーメン成功の秘訣はその素材に主張させ過ぎない点にあると思う。頻繁に食べても飽きさせない味噌汁タイプのラーメンだと思う。
難点は、店がきれいじゃないこと。不潔ではないが、古臭くて狭いのは、今の流行からは対極に位置している。因みに、店内には親父の趣味であるマラソンの記念写真等が一杯。あと、来店したというキアヌ・リーヴスの写真とか(笑)。
○超個人的評価(各項目5点満点)
  ・味…4.5点(上記の通り。一度、白味噌以外も試したかったが(ハーフは食べたことあり))
  ・雰囲気…2点(席は狭い。店内もきれいとは言えず、昔ながらのラーメン屋)
  ・値段…3.5点(チャンポン860円はちょっと高い)
  ・総合評価…4.5点(マイナス点は味で帳消し。マラソン好きの親父の頑固さが垣間見える店)