プロ野球をボイコットしよう(其の三)

 別に他に書くことがない訳ではないが、あまりにも連日腹が立つので今日もプロ野球ネタで。
 スポーツ新聞情報によると、ナベツネがオーナーとの直接協議を望む古田に対して「無礼なことを言うな。分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」と発言したらしい。もう、何をか言わんや、である。この人は、労働者の権利を何だと思っているんだろう。読売新聞の社員もこんなことを言われているんだろうか。いや、言われているのかも知れない。だからあの新聞はあんなに中身が薄いんだろう。
 それはともかく、阪神の岡田監督まで「自分たちのことしか考えていないんや」などと発言する始末。発言の真意は不明だが、自分のことだけでなくみんなのことを考えろ、ということらしい。自分が会長だった時はそうだったという自慢めいた発言も聞かれる。
 しかし、本当に選手会がストも辞さないというスタンスを採ることはそこまで批判されることなのだろうか。確かに、メジャーがストで人気を大きく落としたことは有名である。しかし、今回の問題は、彼ら選手にとって職場が大きくリストラされるということと何ら変わらないのだ。一時的に枠を増やしたところで、レギュラーは絶対に10/12になる訳だから、その点については何ら救済されない。球団削減に真っ向から反対するのは当然で、その権利行使を全否定するのは雇用者として違法とも言えるだろう。
 これだけ社会問題化している訳だから、球団削減自体に待ったをかけずとも、こうした不当な発言に対しては厚生労働大臣あたりがきちんと批判を加えるべきだ。それが、労働者の地位を高めるための社会全体での経営者へのプレッシャーにもなろう。
 とにかく、毎日新しいニュースが出るたびに、プロ野球が嫌になっていく。来年は数十人単位でメジャーにでも移籍すればいい。そうすれば誰も3A化したプロ野球なんて1リーグになったって見やしない。自業自得だよ。