プロ野球をボイコットしよう(其の二)

 先日のダイアリーから、近鉄オリックス問題には色々と進展があった。個人的に一番注目しているのはライブドアが球団買収に名乗りを挙げて来たこと。そして、それに対して近鉄側が「断った話」と一刀両断に切り捨てていることだ。
 この問題は、基本的にはライブドア側の売名という色彩が強い(堀江社長は否定しているが、この人記者会見好きのスノッブだし今いち信用できない)と思っている。たとえ最終的に買収ができなくとも、白馬の王子として名乗りを挙げた事実は残る。そして、万が一状況に変化があって買収できた際でも、何しろネットバブルで手許にはアブク銭がたくさんある会社だから、この程度の負担は販促費と見れば認容範囲内だろう。
 しかし、一番おかしいのは、「合併は決まった話だから今更売却なんてあり得ない」的な両球団側の対応だ。特に、宮内オーナーがこれに絡んで「古田は何考えてるんだ」的な発言をしていることが特筆される。従業員たる選手会は、当然職場を維持する売却話を歓迎するし、それに向けて動いたところで責められるいわれはないだろう。要は、「本音は手放したいけどそうはいかないんで、巨人戦が組める1リーグ制への移行已む無しという流れを作るために合併する」という本音が透けているように思えてならない。宮内さんも名経営者なんて言われているけど、これじゃ「お里が知れる」てなもんだ。
 相変わらずファン無視で議論が進んでいるし、個人的なプロ野球ボイコットはまだ続きそうだ(でも最近スワローズの調子が上がってきたので本音は中継を見たいんだけどね)。