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torimori2005-12-29

昨日、年末挨拶で取引先を回っていた時のこと。
移動のために乗ったタクシーの運ちゃんが話し掛けてきた。最初はたわいもない話だったのだが、そのうち「この間聞いた映画監督の講演会」なるものの話をし出した。
内容は、大体以下の通り。
・この間、知人に誘われてドキュメンタリー映画の監督の講演会を聞きに行った。
・内容は、日用品の危険性について。例えば、市販のシャンプーを犬に塗ってそのまま放置しておくと、数日間で死んでしまう。人間との違いは洗い流すかどうかだけで、毒性は全く変わらない。
・毒性は、全て動物実験で試される。例えば、口紅はウサギの肛門に挿して、どの程度死に至るかで測定する。
・その映画監督は以前TV局に勤務しており、動物実験の様子を放送した。すると、厚生労働省からの圧力や嫌がらせが早速始まった。言い分は「事実を公表すればメーカーがつぶれてしまう」というもの。
・その映画監督は事実を伝えるために退社し、講演会等を行っているとのこと。
・海外の製品には動物実験をしていない商品に(跳ねウサギの)マークが入っており、その話を聞いてからは私もその製品を使用している。
まあ、企業の都合を優先して消費者が犠牲になるという話は、これに限らず日本では枚挙に暇がない(耐震偽装問題だってそう)ので、別に驚きはしなかったが、帰って「動物実験」でぐぐって調べてみると、確かに結構ショックを受ける。自分の飼っているワンコの身に置き換えただけで、腹が立って仕方がない。
また、確かに日用品の毒性は要チェックだろう。私は多少アレルギー体質なので、シャンプー等は肌にやさしい製品を使用しているが、それでもゴキブリはシャンプーをかけると死んでしまう(以前に実験済)。改めて考えさせられた。もっと消費者も賢くなる必要があるのだろう、役人と企業が癒着して何でも隠蔽するこの国では。