京都五行

本日は、小雪舞う中、京都にて取引先回り。最近太り気味なのでお昼は軽めにしようと思ったが、午前中最後のアポが近くだったことからついつい「京都五行」に入ってしまう。
自分の意志薄弱さに後悔しつつ、いつもは塩ラーメンをたのむところを看板メニューの「焦がし醤油麺」を試してみるという大義名分を立ててそれをごまかす。
ここは、一風堂と経営母体は一緒だがラーメンはぜんぜん違う(そもそもとんこつではない)。いつも注文する塩ラーメン(元来私は大の塩ラーメンフリークである)はかなりの高レベルなので、「焦がし醤油」にもかなり期待していた。ラーメン屋にしてはかなり凝った内装のカウンター(と言っても造りはゆったりしている)に着席し、「焦がし醤油麺」に「味付け卵」をトッピングした。なお、ここは必ず五穀米、小皿の一品料理、香の物がセットになった御膳での注文になっている。締めて950円。
待つこと数分、ラーメンが運ばれてくる。おおっ、醤油の上に何か黒いものが浮いている。これが「焦がし」か〜(焦がしているのは醤油?)。お姉さんに「スープが熱いので気をつけて」と言われるが、軽く無視して早速スープを一口。「あ、熱い。それに苦い」が最初の感想。確かにめちゃくちゃ熱い。ちょっと冷まさないと飲めない熱さ。それをクリアしても「焦がし」効果で苦い。ベースのスープはとろりとしたコクがありつつも口当たりが良いのだが、何しろ熱くて苦いのでそれをじっくりと味わうどころではない。麺といい、トッピングといい非常に美味しいのだが、この「焦げ」が全てを損なっている。
後で調べてみると、この味を評価している人もいるので、私が食べたのはたまたま特に苦かったのかも知れない。しかし、スープの熱さは舌を鈍感にするし、その中でこれだけ焦げた味がすれば苦味を強く感じるのは仕方ないと思う。正直、これはコンセプト倒れだと思う。少なくとも私は、この店ではもう塩ラーメン以外は注文しないと思う。やや厳しい評価だが、塩ラーメンが美味しいだけに、期待を大きく裏切られたというのも確かではある。
○超個人的評価(各項目5点満点)
  ・味…2〜5点(上記の通り。塩ラーメンは本当にオススメ)
  ・雰囲気…5点(席がゆったりしており、ゆっくり食べられます)
  ・値段…4点(御膳形式ではあるがやや高い。単品も欲しいところ)
  ・総合評価…3〜5点(メニューによる評価差が激しい。但し、一風堂よりは格段に良い)